閑谷学校は岡山県・備前市にある日本で初めての「庶民のための学校」です。
閑谷学校は江戸時代創建の庶民のための学校
1670年(寛永10年)に当時の岡山藩主・池田光政が創建しました。
講堂は国宝となっています。
紅葉の時期には、夜間ライトアップが行われていて、普段とは違う雰囲気で観光することができます。
孔子の故郷からもたらされた楷の木(カイノキ)がライトアップされる
ライトアップは国宝の講堂と楷(かい)の木を中心に照らし、点灯の時は歓声が上がるほど壮観でした。
閑谷学校の楷の木(カイノキ)は、孔子の故郷である山東省・曲阜の孔子林の実から育てられたそうです。
閑谷学校の二本の楷の木(カイノキ)は1915年(大正4年)に植えられて樹齢は110年以上です。
ウルシ科の楷の木(カイノキ)は赤く色づいて、夜空に映えます。
講堂から見る紅葉も綺麗で、色々な角度から楽しめます。
紅葉のライトアップ期間中は、孔子像も特別公開されていました。
閑谷学校の売店に「論語みくじ」
売店には孔子にちなんだグッズなども売ってます。
1回100円で「論語みくじ」というお神籤がひけます。
論語みくじは普通のおみくじのように、大吉とか小吉が出るのではなくて、論語の章句の札がひけるそうです。
おみくじ好きのイクリンがひいてみました。
イクリンがひいたのは「人にして信無くんば、其の可なるを知らざるなり」でした。
家に帰って調べてみると、「論語」の為政第二22にあたる章句のようです。
現代語だと、「孔先生がおっしゃった、人として信義がなければその人のよさはなく、どうにもならない」となります。
要するに、人として信用や信頼がなにより大事だということでしょうか。
良いことを言っていても、言ってる当人の行動がメチャクチャだったら全然意味が無いですしね。
イクリンの後ろに甘酒の店舗がありますが、その他軽食や備前焼などの屋台もあって、秋祭りみたいな雰囲気です。
閑谷学校は山中にあるので、紅葉の時期はかなり冷えるのでコート等を着ていった方がいいでしょう。
閑谷学校の夜間のライトアップは初めて見ましたが、想像以上に紅葉が映えて行って良かったです。