台湾妻・イクリンのリクエストで矢掛町に行ってきました。
岡山市出身ですが、矢掛には初めて行きました。予想以上に面白いところでした。
矢掛は旧山陽道の宿場として、室町時代からの歴史があるそうです。
岡山で古い街並みとして有名なのは、倉敷の美観地区です。
美観地区は蔵の建築に統一感がありますが、矢掛は昭和・大正のモダンな建築もあって、町全体がタイムカプセルのようで趣深いです。
江戸時代に参勤交代が始まってから、矢掛町は本陣と脇本陣を備えた町として発展していきました。
矢掛屋INN&SUITES
大河ドラマで有名になった篤姫や、諸大名が実際に歩いた街並みがそのままのこっています。
全国でも、本陣と脇本陣が重要文化財として現存するのは矢掛だけだそうです。
2015年には、江戸時代の庭瀬藩の掛屋(金融業)の建物をリノベーションしたホテル「矢掛屋INN&SUITES」がオープンして、現代の宿場町として甦りました。
やかげ町家交流館
江戸時代には脇本陣を務め、明治期には酒店だった建物は「やかげ町屋交流館」として使われています。
矢掛の観光情報が充実しているので、まずここに行ってみると良いと思います。
矢掛特産品の販売も行っていて、お土産はここで買えます。
矢掛町の「ゆるキャラ」である「やかっぴー」グッズもあり、イクリンも買ってました。
石井醤油店
本陣石井家から分家した醤油店です。今でも醤油製造を行っているとのこと。
明治42年に建設された建物で、平入りの間口・なまこ壁・虫籠窓・平格子という昔の建築の特徴がよく分かります。
川田商店
明治時代は医者だったという建物で、レンガで縁取りされた窓や切妻破風を模した屋根など、和モダンな雰囲気が素晴らしいです。
亡き祖母が大正時代生まれなのですが、こういう建物がある中で育ったと思うと感慨深いです。
大正時代には山陽商業銀行の事務所で、昭和10年から現在まで肉屋として営業しています。
旧吉岡醤油店
こちらも大正モダンな建物です。
以前は醤油屋で、玉島のワカヤ醤油から暖簾分けされたため、○マークに「か」で「ワカ」と読ませるマークが付いています。
大正レトロな建物
こちらも、和モダンな建物で、現在でも商店として営業しています。
昭和の建物と美術館・レストランの紹介はこちらの記事を見てください。
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矢掛に残る【昭和】建築・美術館・レストランの紹介
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