梅の季節が結婚記念日で、台湾人の妻・イクリンのリクエストで神崎梅園に行ってきました。
20種類500本の梅が咲き誇る見事な梅園です。
地元が岡山ですが、こんなにすごい梅園があるとは知りませんでした。
多くの品種が植えられていて、早咲きの梅から、比較的遅くまで咲き続ける梅もあるので1月下旬から3月中旬まで長く楽しめます。
この梅園は地元の町内会の人たちが昭和40年代の頃から大切に管理してきたもので、無料で楽しむことができます。
そんな神崎梅園の梅を写真付きでご紹介します。
ゴフクシダレ(呉服枝垂)《クレハシダレ》
2月下旬から3月上旬に見頃となる、八重咲きのピンク色の梅です。
呉服という名前が付いている通り、ものすごく豪華絢爛な花でした。
梅はバラ科の植物ですが、こういう咲き始めの花を見ると、バラ科というのがよく分かりますね。
梅は中国原産で、古代には日本に入ってきていて、その香りが万葉集にも読まれています。
ハナアブが香りに誘われて、蜜と花粉を取りに来てました。
菜の花もちょうど咲いていて、春を感じました。
シラタキシダレ(白滝枝垂)
2月中旬から3月中旬に見頃となる八重咲きの梅です。
白い枝垂梅の代表種だそうです。
まだ5分咲きくらいで、満開になると名前の通り「白い滝」のようになりそうです。
アケボノシダレ(曙枝垂)
薄紅色・中~大輪の見事な花です。
一重で紅色がさしているので、桜っぽくも見えます。
ギョッコウシダレ(玉光枝垂)
ゴフクシダレと色は似ていますが、こちらはより紅色が強く、一重咲きです。
花は中輪で枝垂の枝振りが見事な品種と言われています。
セツザンシダレ(雪山枝垂)《ゆきやましだれ》
2月から3月にかけて咲く白い一重咲きの梅です。
比較的早咲きの品種なので、3月上旬に行くと、もう満開をすぎている感じでした。
リョクガクシダレ(緑萼枝垂)
2月中旬から3月中旬が見頃の、中輪で八重咲きの白梅です。
3月上旬だと、まだ8分咲きで中旬まで楽しめそうです。
名前の由来は、見ての通り萼《がく》が緑色なところ。
コウモンシダレ(黄門枝垂)
淡紅色・一重咲きの大輪で早咲きの梅です。
ハクバイ(白梅)《しらうめ》
枝垂梅も多いですが、普通の白梅も園内にはたくさんあります。
早咲きの寒紅梅は1月下旬が満開で、すでに散ってしまっていました。
初めて見た梅の品種も多く、広い園内をゆっくり歩いているだけでも楽しめる公園・梅園でした。
神崎緑地公園・神崎梅園へのアクセス
神崎緑地公園へのアクセスは、車かバスになります。
バスの本数は多くないので、車で行くのが一番だと思います。
車で行く場合は、県道37号線(西大寺山陽線)か県道28号線(岡山牛窓線)経由で行くことになります。
グーグルマップやナビで調べれば、場所は検索してすぐ分かります。
ただ、神崎緑地公園・神崎梅園は住宅地の中にあり、少し入り組んだ細い道を通るので注意が必要でした。
駐車場は普通車70台分ありますが、週末や祝祭日はかなり混む可能性があるので、ご注意ください。
バスで行く場合、JR西大寺駅から牛窓行き(または宝伝行きバス)に乗って、約10分で着く「神崎口」で降りればすぐです。
イベント
梅の開花時には例年「梅まつり」が行われて、賑わうそうです。
また、梅の実がなるころには「梅ちぎり」のイベントが行われて、青梅の即売もあるとのこと。
梅干しとか梅酒を作りたい人はぜひ。
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