岡山駅のすぐ近く、岡山高島屋北隣ビルの地下一階にある台湾風の居酒屋「台湾風屋台居酒屋 KiKi キキ」に行ってきました。
「居酒屋」ですが、台湾ラーメンなどのメニューがあって、酒を飲まない人でも大丈夫です。
「台湾風屋台居酒屋 KiKi キキ」の看板。「キキ」と聴いて思い浮かぶのは『魔女の宅急便』、看板のクロネコは「ジジ」でしょうか。
階段を降りるとすぐお店に着きます。なんだか秘密基地感があります。
コロナ禍で台湾に帰れないので、テンションがあがるイクリン。
店内は台湾の夜市の屋台を再現
店内に入ると、台北の有名観光地「九份《きゅうふん》」のような提灯がかかっています。カウンターの飾り付けも台湾の夜市の雰囲気を醸し出しています。
よく見るとカウンターにクロネコのジジが飾られています。
台北の九份は『千と千尋の神隠し』の舞台っぽいと言われていますが、この店はジブリ繋がりで『魔女の宅急便』で推しているのかも。
まずは、辣白菜《ラーバイツァイ》を頼んでみました。
トッピング用のパクチー(香菜)盛り合わせも注文しました。
台湾ラーメン 台湾妻イクリンの反応は?
台湾ラーメン(小)が来ました。台湾人イクリンは
と微妙な反応。
麺は中細で柔らかめです。
台湾ラーメンを食べたイクリンの感想は
とのこと。台湾の調味料で味を付けた挽き肉がたっぷりで、ニラも効いてて、かなり美味しかったです。
そもそも台湾ラーメンは
1970年代に、名古屋市千種区今池にある台湾料理店「味仙《みせん》」の台湾人店主・郭明優が、台南名物の担仔麺(担通麺、タンツーメン)を元に賄い料理として作ったのが起源
だそうです。
台湾に住んでいたとき、「台湾ラーメン」が「名古屋ラーメン」として逆輸入されているのを見たことがあります。
台湾で爆発的に流行ったということはないみたいですが、台湾人の口にも合うし、定着するかもしれません。
台湾まぜそば(追い飯付き)台湾妻イクリンの反応は?
「台湾まぜそば」は
- 台湾ミンチ(鷹の爪とニンニクを効かせた醤油味のひき肉そぼろ)
- 生の刻んだニラ
- 魚粉
- 卵黄
- 海苔
が具材として入っている汁無しの麺です。
麺を食べ終わった後に入れて食べる「追い飯」が付いてきました。
台湾まぜそばの麺は「平打ち麺」で、太くてコシがあります。
混ぜたらこんな感じになります。味はコクがあって、旨辛です。イクリンはかなり辛いって言ってました。
追い飯を入れるとこんな感じ。麺とはまた違った美味しさになります。
台湾人のイクリンも「おいしい」と言ってましたが、
とちょっとキレ気味でした。
確かに台湾には
- 乾拌麺《がんばんめん》
- 炸醤麺《じゃーじゃんめん》
- 麻醤麺《まーじゃんめん》
などなど、混ぜる麺料理があります。
ただ、この台湾まぜそばも台湾ラーメンと同じく、名古屋発祥の料理だそうです。
台湾まぜそばの発祥は2008年、愛知県名古屋市中川区に本店を持つ麺屋「はなび」高畑本店だと言われている。店主が名古屋市発祥の名物料理「台湾ラーメン」を作ろうと思い、具材の台湾ミンチを作るが、当時のスープに合わず断念した。作った台湾ミンチを捨てようとしたところ、アルバイトに「茹で麺にかけてみたらどうでしょう?」と言われたのが始まりとされる。
台湾ラーメンは台湾人が発案者なので、台湾料理と言えなくはないですが、台湾まぜそばは日本人の創作料理なんですね。
今では岡山でも「台湾まぜそば」を出す店も多くなって、普通のラーメン屋でもメニューとして取り入れているところもあります。
そのうち台湾ラーメンのように台湾に逆輸入されるかもしれません。